《鞠's Collection》着こなしをよりお洒落に♪ 失敗しないコーディネートと色彩術
皆様、こんばんは。
本日は私が手掛けているブランド 鞠's Collection ( Mari's Collection )の商品を紹介しながら、コーディネートに役立つ豆知識をご紹介いたします。
まずはブランドについての紹介から。
鞠's Collection(マリズ コレクション)は、"新しい伝統の形" をテーマに、現代の装いに合わせてデザインした「つまみ細工」のアクセサリーを制作しております。日本独自の美しさを持つ伝統工芸品は 近年海外でも高い評価を得ています。しかし、洋服が主流になった現代社会において、古くからある伝統工芸は遠い存在となってしまいました。そこで、鞠's Collectionは 伝統工芸をまた少しでも身近に感じられるようにしたいという思いから、洋装に合わせた新しい伝統の形を考え、デザインしました。そこで注目したのがスーツなどのジャケットの襟に縫われているフラワーホール。一見何のためにあるのか分からないボタン穴ですが、ちゃんとした歴史があり、19世紀ごろに英国をはじめとする貴族の男性達がそこに花を挿して胸元を飾ったのがフラワーホールという名前の由来だと言われています。男性が女性にプロポーズをして、オッケーならば胸元に花を挿してもらうという文化もあったそうです。このことから 鞠's Collectionでは、昔の貴族達の優雅な装いをコンセプトに お花の形を象ったピンバッジやラペルピンなどのアクセサリーを多く手掛けております。
主要素材となる生地には、染色芸術家である作家独自の手染め生地、そして他にも厳選して仕入れた絹地を使用しており、和柄の生地を取り入れることで平安貴族を思わせる日本特有の奥ゆかしさを作品の中に織り込んでいます。どの作品も、和と洋が程よく融合したデザインとなっておりますので、ネット社会の発展によりグローバル化がさらに加速するこれからの時代にこそぴったりのアクセサリーだと考えております。
鞠's Collection オンラインショップには、一つ一つ心を込めて丁寧に制作したアクセサリーが展示されておりますので、皆様 ぜひ楽しんでご覧くださいませ。鞠's Collection Online Shop →
さて、今回こちらで紹介する作品は、数ある作品の中でも特別なシリーズ からお届けします。
▼ ラペルピン 天照大御神(アマテラスオオミカミ)
▼ 手染めの色彩が最大の魅力
「シリーズ天照大御神」とは、着物作品「天照大御神」のシリーズとして制作された、鞠's Collectionでしか手に入らない作家物のアクセサリーです。生地は着物同様、高級な正絹生地に型染・糊防染という伝統技法を用いて丁寧に染められおります。
着物作品は夕暮れ時に神秘的に光り輝く沖縄の森を描いたもので、タイトルからもわかる通り、日本神話に登場する太陽(光)を司る神様『アマテラス』を題材に制作された作品です。墨を使用して染めた深い黒と鮮やかな橙色のコントラストの中に、美しくも少し畏れを感じるような、神秘の世界が表現されております。
▼ MARI'S COLLECTIONのラペルピン活用術
ジャケットの左襟(ラペル)にボタンホールが縫われており「なんのためにあるんだろう?」と思った経験はございませんか?
もちろん、ご存知の方も多いかと思いますが、それはフラワホールと呼ばれており、およそ19世紀ごろ英国をはじめとする貴族達がそこに花を挿して胸元を飾ったのが その名前の由来だと言われております。
このことから、鞠's Collection (マリズ・コレクション)では、昔の貴族たちの優雅な装いをコンセプトに、お花の形を象ったアクセサリーを 多く手がけております。
さて、そんな歴史あるフラワーホールですが、現在では、そこにピンバッジなどを着用するのが主流です。お仕事では良く社章などを着けることもありますね。
しかしながら、私服ではフラワーホールに特に何もつけない方も多いように感じられます。もちろん何もつけなくても問題ないのですが、アクセサリーなどを上手く合わせてコーディネートしている方を見ると、やはり「かっこいいな」と思います。
そこで、今回はより多くの方にラペルピンを使ったコーディネートを楽しんでいただけるよう、アクセサリーを合わせるときのポイントをいくつかご紹介します。
ポイント① ダークカラーに差し色として使う
まず一つ目、こちらが一番無難な合わせ方です。黒、紺、ダークブラウンなど暗めのお洋服に差し色として使う方法です。合わせるアクサセリーをカラフルにするとより効果的に美しいコントラストが生まれます。
今回ご紹介したラペルピン「シリーズ天照大御神」も、黒や茶、ベージュととても相性が良く、特に黒に映える色彩構成となっております。
②ネクタイやシャツの色と統一する
二つ目のポイントはジャケットの中に着るシャツやネクタイの色と統一して合わせる方法です。
柄物なら様々な色が混じっていると思いますが、そのうちのどれかと統一して合わせるのも効果的です。
③全体の雰囲気を合わせる
今回ご紹介する最後のポイントは全体の雰囲気を合わせること。当たり前のようですが、とても大切なポイントです。フォーマル、カジュアルを始め、アンティーク、ポップ、ロック、原宿系などファッションには様々なテイストがあり、当ブランドのアクセサリーは、フォーマル、アンティーク、セミカジュアルと合わせていただくと素敵です。
また、ジャンルで言われてもよく分からないという方は「色温度」を合わせると良いでしょう。よく寒色や暖色という言葉で色を表しますが「色温度」とはそのことで、赤・オレンジ・茶色・ベージュ・黄色など暖かみを感じる色を「暖色」と言い、反対に青・水色・青緑・青紫など涼しい印象を受ける色を「寒色」と言います。さらに 緑、紫などを中性色、黒や白は無彩色など様々ですが、今回は大きく分けて「暖色」と「寒色」で例を挙げていきます。
例えば
- 白シャツに茶色のジャケット、ダークブランのネクタイなど、コーディネートが全体的に暖色系なら 合わせるアクセサリーはボルドーや赤。
- 白シャツに紺のジャケット、水色のネクタイなら アクセサリーは青紫や青緑など寒色系で全体の雰囲気を合わせる。
というように、色の温度を意識して合わせるだけで自然と統一感のある素敵なコーディネートになりますので、ぜひお試しください。
さて、いかがでしたでしょうか?
最後に今一度、アクセサリーを上手く着こなすポイントをおさらいすると、
① ダークカラーに差し色として使う
②ネクタイやシャツの色と統一する
③全体の雰囲気を合わせる
です。この記事が少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
これまでピンバッジやラペルピンを使ったファッションに興味がありながら、なかなか手を出しづらかったという方も、全く意識していなかったという方も、これを機にアクセサリーを使いこなして日々のお洒落を楽しんでみてください ♪
今回は少し長めになってしまいましたが、お付き合いくださりありがとうございました。
このブログにもオンラインショップや商品のリンクを載せておきますので、少しだけでも見てくださいましたら嬉しいです。
根路銘まり