《作品紹介》神生み

2021年05月07日


神生み 


 木々は生きている。

荒波のようにうねり、燃えるように声を上げる。

それはまるで神が生まれる瞬間を見ているようだ。


 この作品は古事記に記されている神々を生む儀式「神生み」の神話をもとに、「生」と「死」によって紡がれる生命の神秘を表現した作品である。

 モチーフとしたのは樹齢400年を超えるガジュマルの木。私は幼少期より木が好きで、特にこのガジュマルは昔から自分の守護神であるかの様に感じ、強く心惹かれていた。見ていると安らぎと共に畏れを覚えるほどの大木である。大きく呼吸する様に枝を揺らし、うねり、声を上げる様子に、まさに今、目の前で生命が生み出されているかのような力強さを感じ、その情景を着物という形の中に描いた。また、この木には神様や精霊が宿るという古くからの言い伝えがあり、作中では「神生み」というテーマのもと、木の枝々の中に女神イザナミを表す女性の身体が所々描写されている。


制作年 / 2019

技 法 / 型染・糊防染

素 材 / 正絹

色 材 / 顔料・墨汁

サイズ / 着物(400×145)


《神生み〜KAMI UMI〜birth of God 》

Trees are alive. Swell like a rough wave. Scream like burning.

It's like watching the moment then God is born.


With Okinawa Big tree "Banyan" motif, expressing the birth of god by Izanami and Izanagi written in "Kojiki" the Japanese oldest literature and mythology.


《Рождение Бога》

Деревья живут. Извиваются, как бурные волны, звучат, словно пылают. Будто наблюдаешь момент рождения бога.

Это работа, отражающее порождения божеств богом Идзанаги и богиней Идзанами, отмеченных в японской мифологии ''Кодзики'' (букв. ''Записки о делах древности'', японская хроника), через Баньян, окинавское дерево-исполин.